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館長からのメッセージ

館長からのメッセージ

図書館長 野々村修一                      図書館長

                       野々村 修一

  

  

 図書館にようこそ。図書館長の野々村です。

 皆さんは図書館をどの様に捉えていますか。当然、本を読むことが好きな人は、図書館を静かで、心が安らぐ憩いの場と捉えていると思います。小学校、中学、高校には図書館(室)があり、県立や市立の図書館も利用されたと思います。

 岐阜大学図書館にも多くの蔵書があります。また、ご存知のように、図書には電子図書も含まれるようになり、紙媒体から通信技術の進歩による電子データに移行することにより膨大な「情報の共有」が可能となりました。図書館が一翼を担ってきているわけです。

 古代メソポタミアの時代には、遺跡から文字が刻まれた粘土板が出土しています。ここにも「情報の保存と利用」を目的とした機能が見られます。情報を保存し、現在および未来の人々がこの知識(情報)を利用できることになります。また、マケドニアの時代には、世界最古の図書館といわれるアレクサンドリア図書館がありました。パピルス紙を利用した写本等により、70万巻の蔵書を誇っていたことは有名です。文学、地理学、数学、天文学、医学等のあらゆる分野の書物が網羅されて学術研究にも大きな役割を果たし、その後に続く西洋科学にも大きく貢献しています。地球の直径を計測したエラトステネス等の著名な学者は、この図書館で研究したとのことです。

 最新の研究成果をまとめた論文や電子ジャーナル誌も多くあり、過去の研究成果を後進の研究者が見ることができます。つまり大昔から脈々と継がれている知識の「保存」と「利用」、まさしく情報の共有、知の蓄積とその利用により科学技術等の高度化を効率的に図るという重要な役割を図書館が担ってきたわけです。皆さんは、これから学部にて自分の専門分野の基礎を学び、大学院ではその知識を研究に利用し、さらに新しい知を生み出し、その知識を論文等に残す作業を行うことになります。あたかもバトンリレーのように。この様な視点でも図書館を見ていただき、有効に活用していただきたいと願っています。